総合防災情報

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土砂災害とは?

土砂災害とは
土石流、がけ崩れ、地すべり等の発生に伴い被害を受けることです。

土石流
 山腹、川底の石や土砂が長雨や集中豪雨などによって一気に下流へと押し流される現象。
 その流れの速さは規模によって異なりますが、時速20から40キロメートルという速度で一瞬のうちに人家や畑などを壊滅させてしまいます。

土石流危険渓流
 土石流の発生の危険性があり、人家や公共施設に被害を生ずるおそれのある渓流

がけ崩れ
 地中にしみ込んだ水分が土の抵抗力を弱め、雨や地震などの影響によって急激に斜面が崩れ落ちる現象。
 がけ崩れは、突然起きるため、人家の近くで起きると逃げ遅れる人も多く死者の割合も高くなっています。
急傾斜地崩壊危険箇所
傾斜度30度以上,高さ5メートル以上の急傾斜地で、人家や公共施設に被害を生じるおそれのある箇所

地すべり
 斜面の一部あるいは全部が地下水の影響と重力によってゆっくりと斜面下方に移動する現象。
 一般的に移動土塊量が大きいため、深刻な被害を及ぼします。また、いったん動き出すとこれを完全に停止させることは非常に困難です。
 我が国では、地質的にぜい弱であることに加えて梅雨あるいは台風などの豪雨により、毎年各地で地すべりが発生しています。

地すべり危険箇所
 地すべりが発生するおそれがあり、人家等や公共移設に被害を与える危険性のある箇所

イラスト:国土交通省河川局ホームページから転載
写真:財団法人砂防・地すべり技術センター発行「土砂災害の実態(2004年版)」から転載


土砂災害防止法の概要

土砂災害防止法とは?
土砂災害警戒区域等における土砂災害防止対策の推進に関する法律
平成13年4月1日施行

土砂災害防止法の概要
『土砂災害防止法』とは
 土砂災害から国民の生命を守るため、土砂災害のおそれがある区域についての危険の周知、警戒避難体制の整備、住宅等の新規立地の抑制、既存住宅の移転促進等のソフト対策を推進しようとするものです。

対象となる土砂災害
急傾斜地の崩壊、土石流、地すべり
土砂災害防止対策基本方針の作成〔国土交通大臣〕
 土砂災害防止のための対策に関する基本的事項
 基礎調査に関する指針
 土砂災害特別警戒区域等の指定方針
 特別警戒区域内の建築物の移転等の方針

基礎調査の実施〔都道府県〕
 土砂災害警戒区域及び土砂災害特別警戒区域指定等のための調査

土砂災害警戒区域の指定〔都道府県知事〕
(土砂災害のおそれがある区域)
 情報伝達、警戒避難体制の整備
 警戒避難に関する事項への住民への周知

災害対策基本法
 市町村地域防災計画

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