白神山地で働く

遺産センター藤里館で働く白神山地自然アドバイザー菅沼慶太さんに白神山地で働くことについてインタビューしました。





菅沼慶太(スガヌマ ケイタ) 白神山地自然アドバイザー
プロフィール
神奈川県秦野市出身
北里大学水産学部卒業 NGOや民間企業で環境保全や地球温暖化防止などを推進する活動を行ってきた。2016年より2代目自然アドバイザー(白神山地世界遺産センター藤里館活動協議会所属)として遺産センター藤里館に勤務。
最初に手に入れた物:双眼鏡
 






白神山地に来る前と、来てからだとどう印象は変わりましたか?

自然の見方が変わりました。来る前はもちろん森が好きでしたが、白神山地は見える景色すべてが生き物です。より自然によって生かされているという感覚を強くもつようになりました。何よりもともと好きだった東北の森への愛着が深まりました。





白神山地を伝える上で難しいところはどんなところでしょうか?

ここは、どかんとした圧倒的な景色があるわけでも、珍しい生き物がいるわけでもありません。
見えないものをどう伝えるか。そういう意味で難しさを感じる部分があります。
やっぱり、楽しいのはわからないで来た方が、白神はいいなあと言って帰られるときですね。
大事なことは、ただ来訪者の数を競うというより、1万人のうち10人でもこの森の持つストーリーに共感し、森好きになってまた来てもらえる、そういう気付きを大切にしたいということです。


言葉や食べ物の印象はどうだったでしょうか。

はじめは慣れるまでちょっと途方にくれる時も、あるかもしれませんが、段々とニュアンスがわかってくる温かさが良くて、方言も楽しいですよ。食べ物は季節感がはっきりしてます。





白神での暮らしを楽しむには何が必要でしょうか。

私は森好きです。それは好きな音楽に好きな理由がないのと同じことでうまくまだ言えませんが、仕事も自然もここでの楽しみを自分で見けることしょうか。


白神の好きな季節はいつでしょうか。

それぞれの季節にいいところがありますが、歩くならば雪の残る季節の森歩きですね。





よく食べる昼食は何でしょうか?

隣にある“森のえき”の塩ラーメンですね。(笑)結構ラーメンが多いです。



 

 

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