田中大银杏(田中の大イチョウ)
<簡体字>
田中大银杏有神木之誉,据推测,其树龄已超过500年。这株巨大的银杏树生长在田中地区,树高24.3米,树围达8.5米。它还有一个更加正式的名字:权现大银杏。所谓权现,就是佛教神明(佛或菩萨)进入神道教后的化身,而大银杏本身就被视为一尊权现。
当地传说这棵大树是出自著名高僧弘法大师(774-835)之手。弘法大师生前名为空海,他是一名诗人、文官、书法家,也是日本佛教真言宗的开山祖师。就像大银杏树的传说里描绘的那样,他在世俗和宗教层面都创下了许多丰功伟绩。
传说,空海当年曾旅行到这一带。一天,他在如今大银杏树所在之处停下来歇脚用午餐。饭后,他将筷子插进地里。在他的高深法力之下,两根筷子落地生根,长成了一棵巨大的双树干的银杏树。
可有关这棵大树的另一个传说就不那么吉利了。据说,每年的11月底,这棵银杏树的所有树叶都会在某一个夜晚落尽,而如果有人目睹了这一幕,就会遭遇不幸。
田中神社就位于树旁,这种被称为“御堂”的小建筑,是乡村地区十分常见的神社形式。这座神社的历史已不可考,但也有说法认为,它原本就是为了祭祀大银杏树而建造。神社内还供奉着建御雷神(武瓮槌),传说这位雷神曾现身参加过最早的相扑比赛。
鉴于其古老的树龄和非同寻常的高大树形,田中大银杏在1955年被指定为秋田县天然纪念物。
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<日本語訳>
田中の大イチョウは樹齢500年を超えると推定される神木です。田中地区にあるこの巨大なイチョウの大きさは、高さ24.3m、樹幹周囲8.5m。仏教の神(仏または菩薩)が神道の神に化身した姿「権現」であると見なされていることから、正式には「権現の大イチョウ」と呼ばれています。
この木の起源についての地元の伝承では、有名な僧侶である弘法大師(774-835)が創ったものとされています。生前は空海と呼ばれ、詩人、文官、書道家であり、真言宗の開祖でもあった弘法大師は、大イチョウの伝承が示すように、世俗的および精神的な多くの素晴らしい業績で知られています。
ある日、旅でこの地を訪れた空海がここに立ち寄り、木が立っている場所で昼食をとったそうです。空海が食事を終えたあと、箸を地面に突き刺したところ、その霊力により、2本の箸は2本の幹を持つ大イチョウに生長したと言い伝えられています。
この木にまつわるもう一つの話は、もう少し不気味なものです。11月下旬になると、一晩で一度にすべての葉が落葉すると伝えられていますが、それを見た者は誰でも不運に見舞われるとされているのです。
イチョウの木の隣には田中神社があります。御堂と呼ばれる地方の神社でよく見られるタイプの小さな建造物で、詳しい歴史は不明なものの、大イチョウを祀るために建てられたいう説もあります。また神社は、最初の相撲に参加したと言われる建御雷神(武甕槌)を祭神としています。
田中の大イチョウは、その樹齢と稀有な大きさから、1955年に秋田県の天然記念物に指定されました。